政治から読み解く【経済と日本株】:山井和則氏「ホワイトカラー・エグゼンプションについて」

2014年8月18日 13:51


*13:51JST 政治から読み解く【経済と日本株】:山井和則氏「ホワイトカラー・エグゼンプションについて」
衆議院議員の山井和則氏は「実際、残業代ゼロ制度、ホワイトカラー・エグゼンプションが普及しているアメリカでは、長時間労働と賃金引き下げが問題となり、日本とは逆に、残業代ゼロ制度を縮小する改革が進みつつあります。1000万円の年収要件は法律にも明記されない、導入時の目安に過ぎないので、簡単に引き下げされます。」とツイートしている(6月18日)。

本日、伊藤忠商事<8001>、富士フイルム<4901>など主要企業が、「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入検討を始めたと報じられている。政府は15年の法改正、16年春の施行を目指している。企業側としては労働組合との協議などに時間がかかることで、法制化の前に検討を開始したもよう。

今のところ、上記の2社のほか、HOYA<7741>、東芝<6502>、日立製作所<6501>、タカラトミー<7867>が導入を検討しているもよう。富士フイルムHDCEOの古森重隆氏、日立製作所会長の中西宏明氏は安倍首相の財界応援団のメンバーと目されている。日本を代表する大手企業が最初に動くことで、成長戦略の推進を加速化させる狙いもありそうだ。《MT》

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