「未来の自分は?」30代男性8割「思い描いてた姿と違う」
2014年8月17日 20:45
30代40代の男女を対象に、過去想像していた「なりたい自分」と現在の姿のギャップに関して調査を行ったところ、理想と現実のギャップが大きい人ほど幸福度が低いということが株式会社マーシュの調査によってわかった。
「あなたは過去に想像していた【30歳or40歳】のご自身と、現在のご自身にギャップを感じますか」の問いに対して、アラウンド 30の男性8割が、過去に想像した自分と、現在の自分にギャップを感じていると答えた。ついで、アラウンド30女性、アラウンド40男性、アラウンド40女性と続いた。同年代では男性、年代ではアラウンド30がギャップをより強く感じている傾向があった。
「現在の全般的な幸福度について、あなたのお気持ちに最も近いものをお知らせください」の問いに対して、幸せと感じている人は、全体の6割強。将来の自分像と現在の自分に対するギャップ有無別に見ると、ギャップを感じていない人は、8割が幸せと感じている一方、ギャップを感じている人は、6割以下に留まっており、理想と現実のギャップを感じていない人ほど、幸せを感じているという結果になった。
「あなたは、ご自身の人生を後悔されていますか」の問いに対し、後悔していない人は、48.7%。幸福度と同様に、ギャップを感じない人が、ポジティブよりの回答をしている一方で、ギャップを感じている人の4割が「後悔している」回答した。
「あなたは、年齢を重ねるに連れて、ご自身が成長していると感じますか」の問いに対し、最も高かったのは、ギャップを感じているかどうか「どちらとも言えない」と回答した人であった。これらの人々は6割以上が成長を感じており、その割合は全体平均より頭一つ高い結果となった。
「幸福」に関しては、「予想通りの人生」を歩んできたと感じている人のほうが高いようであるが、「成長実感」についてはギャップの有無は関係ないようである。思い描いていた未来と異なる現在であっても、変化を受け入れ成長をとらえることも大切なのかもしれない(編集担当:堺不二子)