GoogleがGmail内で保存されている児童ポルノ画像を発見、通報
2014年8月6日 14:45
eggy 曰く、 GoogleがGmail内のメールに添付されていた「子供の性的な画像」を発見し、これをNational Center for Missing and Exploited Childrenに通報していたことが明らかになった (Business Insider、Slashdot)。結果、男性が逮捕される事態になったという。
Googleは2006年より児童に対する性的虐待問題に取り組み始めているとのことで2008年以降、ハッシュを使った児童の性的画像に対するタグ付けを行っているそうだ。米国ではオンラインサービスを提供する企業に対し、児童ポルノを発見した場合それを通報することが義務づけられている。だがこれは、発見した場合の通報を義務づけているだけであり、あえて児童ポルノ画像を探し出すことまでは求めていない。
しかし、GoogleはGmailに添付された児童ポルノ画像をあえて検索しているという。Googleは「システムが児童性的画像を特定できるよう、児童性的画像にはそれぞれ特有のデジタル指紋が与えられます。覚えておいて頂きたいのは、この技術が用いられるのは児童の性的虐待画像を特定するためだけであり、他の犯罪活動に関連しうる内容を含む電子メール(例えば、電子メールを用いて強盗を計画)には用いられないということです」と述べている。
スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | 検閲 | 犯罪
関連ストーリー:
USBメモリやHDDを「臭いで発見できる」警察犬、児童ポルノ対策に導入される 2014年07月10日
Google日本法人曰く「特定のワードを検閲することはない」 2014年06月10日
児童ポルノを共有しているユーザーに対して警察庁からの連絡メールを送信する取り組み、4月1日から開始へ 2014年03月21日