Google、Linaroと共同で自作スマホ向けのカスタム版Androidを開発中

2014年8月4日 17:19

あるAnonymous Coward 曰く、 Googleはユーザーが各コンポーネントを組み替えてカスタマイズできるモジュール式スマートフォン「Project Ara」の開発を進めているが、これに関連して同プロジェクトは組み込み向けLinux OSを開発する「Linaro」と協力し、カスタマイズしたAndroid OSの開発を行う計画だという。

 LinaroはARMやIBMなどが共同で設立した非営利組織で、ARM向けのLinux環境や関連ツール・ソフトウェアの開発などを行うことを目的としている、Linaroの最高責任者であるGeorge Grey氏は、Project Araのカスタマイズ可能な設計を生かすためには、Androidの特別版が必要になると説明。開発される特別版Androidでは、さまざまな種類のストレージやカメラといったモジュールを認識できるようにPlug and Play機能を中心に開発作業を行っているという(NETWORKWORLDSlashdot)。

 LinaroはAndroidのUniProプロトコルドライバの開発にも関わっているという。UniProプロトコルドライバはネットワーキングやセンサー、画像処理、入力といったモジュールをドライバクラスに基づいて認識できるというもの。ただ、Android側で認識不可能なモジュールについては、モジュールメーカーがドライバを開発する必要がある。

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