あらゆるUSBデバイスを攻撃に転用可能な「BadUSB」、Black Hatにてデモ予定

2014年8月3日 20:40

あるAnonymous Coward 曰く、 WebカメラやキーボードなどのUSBデバイスを攻撃プラットフォームにするための技術「BadUSB」が開発され、デモが2日から7日まで開催されるBlack Hat 2014 USAで行われる予定だ(Ars Technicaの記事Black Hat - BadUSB本家/.)。

記事によるとファームウェアを改ざんするものであるらしい。このBadUSBハッキングは、理論的にどんなタイプのUSBデバイスにも有効で、ハッキングされたUSB機器を検知するのはほとんど不可能だという。その上、仕掛けられたものを解除することも難しいとしている。

 BadUSBはUSBデバイスのファームウェアを書き換えることで、システムから種類の異なるUSBデバイスとして認識されるようにするというもの。例えば、USBメモリーをUSBキーボードとして動作させ、悪意のあるコマンドを入力させるといったことが可能になるとのこと。

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