NY金:反発で1294.80ドル、米早期利上げ観測の後退で買い優勢
2014年8月2日 08:10
*08:10JST NY金:反発で1294.80ドル、米早期利上げ観測の後退で買い優勢
NY金は反発(COMEX金12月限終値:1294.80 ↑12.00)。寄り後まもなくつけた1281.00ドルを安値に、一時1298.40ドルまで上昇した。この日発表された米国の7月雇用統計で、失業率が6.2%に上昇し、非農業部門雇用者数は20.9万人増にとどまり、平均時給も横ばいに後退したことから、連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が弱まり、金の買いが優勢になった。
その後発表された7月ISM製造業景況指数は上振れで改善を示したが、売り戻しによる下げは1292ドル辺りまでに限られた。それ以降は、NYダウが一時100ドル超の下落となったこともあり、1295ドル付近で底堅い推移が続いた。《KO》