NY金:続落で1282.80ドル、米雇用情勢の改善を受けて売りが強まる
2014年8月1日 07:01
*07:05JST NY金:続落で1282.80ドル、米雇用情勢の改善を受けて売りが強まる
NY金は続落(COMEX金12月限終値:1282.80 ↓14.10)。前日から取引の中心になっている12月限は、寄り付近の1295.30ドルを高値に、一時1281.90ドルまで下落した。この日発表された米国の週次の新規失業保険申請件数(7月26日終了週)で、4週間移動平均が約8年ぶりの低水準となったことを受けて、労働市場の改善傾向の継続が示されたとして、米金融政策の正常化への動きが加速するとの見方から金の売りが優勢になった。
その後発表された米国の7月シカゴ購買部協会景気指数が2013年6月以来の低水準に落ち込んだことや、ポルトガル、ウクライナ、アルゼンチンなどに絡む懸念からNYダウが大幅安となった状況にも、金相場の反発はみられず、軟調推移が終日続いた。《KO》