失敗した「99ドルの3Dプリンタ」開発プロジェクト
2014年7月31日 10:15
あるAnonymous Coward 曰く、 最近3Dプリンタが各所で話題になっており、低価格な3Dプリンタも登場している。そういったなか、資金募集サイトKickstarterにて、「99ドルの3Dプリンタを実現する」というプロジェクト「MOTA」の資金募集が行われた。しかし、このプロジェクトは公開後数日でこの資金募集キャンペーンを中止してしまった。その理由は「この価格では想定する高い品質の製品が実現できない」ためだ。また、「専用の3Dフィラメントを使用する」点も批判されていた。現在、多くのプリンタは本体を安く売り、インクを高く売るというビジネスモデルで販売されているが、これと似たようなモデルを3Dプリンタにも採用しようとしているのではという批判だ。
TechCrunchの記事ではこういった背景を踏まえ、現在の3Dプリンタ市場は「幻滅期」になると述べられている。3Dプリンタの本格的な低価格化が訪れるにはまだしばし待たなければならないようだ。
スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | ビジネス | ハードウェア
関連ストーリー:
3Dプリンターにも複合機が登場 2014年05月21日
約2万円の家庭用CNCルータ 2014年05月13日
日本製3Dプリンター、7万9,800円から受注開始 2013年12月04日