NY金:続落で1294.90ドル、米4-6月期GDP速報値の急回復などで売り先行

2014年7月31日 07:01


*07:03JST NY金:続落で1294.90ドル、米4-6月期GDP速報値の急回復などで売り先行

NY金は続落(COMEX金8月限終値:1294.90 ↓3.40)。1291.00ドルまで下落後、いったん1303.00ドルまで上昇したが、それ以降は1294ドル前後での推移が続いた。この日発表された米国の4-6月期GDP速報値が予想を大きく上回り、前期比年率+4.0%もの急回復となったことを受け、全般的なドル高傾向となるなかで売りが先行した。

その後、ウクライナや中東情勢の悪化懸念から安全志向の買いも根強く、いったん反発に転じた。しかし、通常取引終了後に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明について、債券買い入れ額の縮小は確実で、利上げ開始時期の前倒しを示唆する可能性への警戒も強く、再び売りが盛り返した。次の中心限月となる12月限は、高値が1305.20ドル、安値が1293.20ドルで、引けは1296.90ドルであった(前日比3.60ドル安)。《KO》

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