Googleの地理情報収集コンテスト、インド政府の怒りを買う

2014年7月30日 18:24

あるAnonymous Coward 曰く、 Google Mapには、地図上にさまざまな情報をマーキングできる「Google Map Maker」を一部地域で提供しており、これを使って地図上にさまざまな情報を追加させるコンテスト「Mapathon」を開催している。2013年のMapathonはインドが対象だったのだが、これに対しインド中央捜査局(CBI)が、国の重要施設や防衛施設といった情報が地図上にマッピングされているとし、これはインド国内の法律に違反していると警告を出したそうだ(The News ReportsSlashdot)。

 Googleに対して行われた予備調査の結果、防衛上重要な設備の座標データなどを所有していることが判明したという。SOIは、内務省に対してGoogleの法律違反を強調した。また、インドにおいてはカテゴリ測量やマッピングは「制限付き」で認可されており、他国の政府や民間の団体、個人がそれを行う権利は持っていないとのコメントも出ている。

 一方、Google Indiaはインドの関係当局と常に緊密な連絡を取り合っており、国の規制と安全を考慮して活動しているとコメントしている。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | Google | 政府

 関連ストーリー:
Google Map、「政府の意向」によりグッドデザイン賞の大賞を逃す 2013年11月08日
Google、表現の自由のためのプロジェクトを発表 2013年10月23日
アラブの大富豪、宇宙から読めるよう砂浜に自分の名前を刻む 2011年07月22日

 

関連記事

最新記事