目先を追うなは昔のこと 中長期を見据え短期に励むが今流=犬丸正寛の相場格言

2014年7月26日 17:39

■目先を追うなは昔のこと 中長期を見据え短期に励むが今流

  戦後の復興から成長期においては、「作れば売れる」ことが保障されていたともいえる時代でしたから商売でも株投資でも目先を追う人は軽蔑的な眼で見られたものです。むろん、時代の先を見据え読むことは今でも大切で、むしろ、考えるという思考行動そのものは昔以上に重要だと思います。

  しかし、「思考行動」と、「商売・投資行動」とは別です。物・社会資本が行き渡った今日では、作っても売れるという保障はありません。しかも、世界と競争の時代です。長期で構えていたら消えてしまうこともあり得る時代です。

  先行きの社会の姿やマーケットの姿をイメージしながら目先で素早く動くのが今の行き方ではないでしょうか。少なくとも「目先」が、軽蔑されるものではないと思います。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

【関連記事・情報】
【木村隆のマーケット&銘柄観察】島忠は足元の業績回復を見直す、店舗大型化などが寄与(2014/07/24)
【話題株】セキド後場ストップ高、ラオックスと提携発表、外国人観光客関連人気高まる(2014/07/24)
【株式評論家の視点】協立情報通信は年初来高値に接近、第1四半期進捗率好調(2014/07/22)
【じっくり投資コーナー】ワコールHDは小中生向け下着に注力、来期業績は回復(2014/07/23)

関連記事

最新記事