住友商事、サウジアラビアの建設機械販売会社に50%出資
2014年7月22日 14:46
住友商事は22日、 サウジアラビアでコマツ製建設機械の販売・サービスを手掛けるアブドゥル・ラティフ・ジャミール・サミット(ALJサミット)に約15億円を出資したと発表した。出資比率は50%。同国の旺盛な建設投資を背景に、早期にALJサミット社で500億円の売り上げを見込むという。
同社によると、ALJサミットは、三大主要都市であるジェッダ、リヤド、ダンマンを含む計8拠点へ順次拡大するなど、サウジアラビア全土に拠点網を構築し、同国で建設機械の川下事業を展開していくという。
住友商事は、2012年にALJサミットの親会社でサウジアラビアの大手財閥グループであるアブドゥル・ラティフ・ジャミールグループ(ALJグループ)をパートナーに選定し、同社グループの子会社としてALJサミットを設立していた。
サウジアラビアは、人口急増で住宅や・各種施設の建設、交通・インフラ基盤整備が急務となっており、今後も継続的に旺盛な建設投資が見込まれている。今後も好調が予想される市場を背景に、住友商事はALJ サミットの売上規模が早期に500億円に達する見込みとしている。
住友商事の建設機械事業はこれまで、欧米を皮切りに、中国やロシアなどの地域で代理店事業へ参入し、川下事業を展開している。