ジェットエンジンの専門家が開発した熱効率の良い鍋「Flare Pan」

2014年7月15日 21:26

taraiok 曰く、 ジェットエンジン用の冷却システム設計を専門にしているオックスフォード大学のThomas Povey教授が、「従来の鍋の40%少ないエネルギーで加熱できる」という調理用鍋「Flare Pan(フレアパン)」を開発した(Los Angeles TomesSlashdot、写真付きのgizmag記事)。この鍋はアルミニウムを鍛造して製造され、下半分がフィンのような形状をしているそうだ。これにより、高効率で均一な熱分布で加熱できるようになったのだという。Thomas Povey氏は熱心な登山家でもあり、気圧の低い高山でも調理しやすいようにこの鍋を開発したそうだ。

 同氏は英国テレグラフ紙とのインタビューで「現在の鍋の形状は問題が多い。熱が空中に拡散されてしまう。これは単純な空気力学と熱伝達問題だ。私はロケットやジェットエンジンに使用される科学を鍋に適用し、エネルギー効率を高めた」と述べている。Flare Panは8月25日から英国市場で販売される予定だとのこと。

  通販サイトを見たところ、鍋のほかフライパンも販売される用だ。価格は鍋が64.99ユーロ(約9000円)から、フライパンが49.99ユーロ(約7000円)から。

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