急増する目のトラブル アイメイクに頼らず黒目を大きく見せる目薬

2014年7月12日 20:17

 目は心の窓。目の美しさや輝きは、その人の印象を大きく左右する。とくに若い女性にとっては「目ヂカラ」なんて言葉もすっかり定番化してしまうほど、美しい瞳、パッチリ目元は永遠の憧れだ。最近では、アイメイクだけでなく、アートメイクやカラーコンタクト、まつげエクステなど、目元を美しく、大きく見せるための技術が流行している。

 ところが、新しい技術のために法整備や管理が間に合っていないのが現状で、眼科医の処方や指導、検査がなくても利用できるものが多く、トラブル増加の原因になっている。カラーコンタクトレンズも、2009年に厚労省から薬事法で「高度管理医療機器」に指定されたものの、日本コンタクトレンズ学会の行った調査によると、カラーコンタクトレンズに起因する角膜や結膜の炎症などの事例が2012年度の7月から9月の期間だけでも、少なくとも395件はあった。中には、角膜潰瘍や角膜浸潤などの重篤な症状もみられるという。美しい目になりたいがあまり、瞳を傷つけてしまっては本末転倒だ。

 目の健康のためにも、メイクやカラーコンタクトで飾り付ける前に、目そのものを美しく保つことを心掛けたいものだ。さらに最近では、PCの利用やスマホの普及で目を酷使する機会が多くなり、眼精疲労やドライアイなどの症状も増加傾向にあるという。いくらアイメイクで目を大きく見せても、肝心の目が真っ赤に充血しているなんて、なんともいただけない話。それを解消するための手段として、最も手軽で確実な方法といえば、目薬だ。

 目薬のトップブランドとして知られるロート製薬も先日、これらの問題に対応すべく、若年女性をターゲットに展開してきた「ロートリセ」シリーズをリニューアルしている。リニューアルされたのは「ロートリセb」と「ロートリセコンタクトb」、そして「ロートリセ洗眼薬」で、「ロートリセb」目薬は、充血除去成分を基準内最大濃度配合に処方強化を図り、充血を取ることで白目をクリアにし、黒目がより際立つという。また、「ロートリセコンタクトb」目薬は、栄養成分としてブドウ糖を新配合し、コンタクトレンズはもちろんカラーコンタクトレンズ装用時でも使用できる。

 目は口ほどにものを言う。中身がいくら優秀でも、濁った目や充血した瞳では印象が悪く、仕事も人間関係も上手くいかないことも多いだろう。これからの季節、エアコンによるの室内の空気の乾燥などで、ますます目が赤く充血することが多くなる。女性はもとより男性も、澄んだ瞳のために、目のケアを心掛けたいものだ。(編集担当:石井絢子)

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