アルカテル・ルーセント、メタル回線で10Gbps/秒の速度を実現する技術を開発

2014年7月11日 16:28

taraiok 曰く、 アルカテル・ルーセントとベル研究所のR&D部門が、メタル回線を使い10Gbpsの通信速度を達成したと発表した。ADSLのような非対称回線ではなく、上り下りともに同速度の対称回線として使用できるという(ISPreviewAlcatel-LucentSlashdot)。

 この記録は、2015年から商業利用が可能になる「G.fast」と呼ばれるブロードバンド技術を拡張した「XG-FAST」と呼ばれるプロトタイプ技術を用いて達成されたという。G.fastは周波数域106MHz時に100メートル以内の距離で500Mbpsの速度が出せるのだが、XG-FASTでは周波数域350MHz時に70メートル以内で1Gbpsが出せるという。さらにメタル回線2本をボンディングし、周波数域500MHz、30メートル以内の距離という条件下であれば、10Gbps/秒という速度が実現できるという。

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