【銘柄フラッシュ】沖電線や宮越HDが急伸し上場2日目の鳥貴族は一時ストップ高
2014年7月11日 16:25
11日は、ポルトガルの銀行に関する懸念が市場に何となく広がり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が1.0%安など、銀行・証券株が総じて軟調になり、ユーロ安を軸に円高基調のためトヨタ自動車<7203>(東1)が0.4%安など電機・精密、機械株も総じて軟調。ただ、キヤノン<7751>(東1)は業績好調の観測報道を手掛かりに朝から堅調で2.4%高、安倍首相のパプアニューギニアなど歴訪を手がかりに、油田開発や観光開発の期待から国際石油開発帝石<1605>(東1)が1.8%高となり、日本航空<9201>(東1)は1.6%高。また、ベネッセホールディングス<9783>(東1)は顧客情報の流出を嫌気して続落となったが、その情報を入手していたとして昨日下げたジャストシステム<4686>(東1)は複数の名簿業者を介していただけで盗品とは知らなかったとされて急反発の4.4%高となった。
三菱化工機<6331>(東1)が8.9%高と4日ぶりに反発し、水素燃料電池車の関連株に人気再燃の兆し。同様に介護・リハビリ支援ロボット関連の菊池製作所<3444>(JQS)が9.7%高、CYBERDYNE(サイバーダイン)<7779>(東マ)は5.0%高と出直り基調。
上場2日目の居酒屋チェーン鳥貴族<3193>(JQS・売買単位100株)は業績予想の伸び率などが好感されて一時連続ストップ高の7330円(150円高)まで上げ、大引けも16.9%高の8390円(1210円高)と連日高騰。公開価格は2800円だった。
東証1部の値上がり率トップは沖電線<5815>(東1)の33.8%ストップ高となり電線地中化構想や台風災害の復旧などが言われ、このところ動意活発な電線株の中でも物色集中の印象、2位は宮越ホールディングス<6620>(東1)の32.0%ストップ高となり特別利益を好感、3位は芦森工業<3526>(東1)の27.8%ストップ高となり排水用ホースなどの自然災害関連製品を材料視して高値更新となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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