【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】一目均衡表は「準備構成」の強気シグナル、米株軟調でも日本は押し目買いできる

2014年7月11日 14:18

  先週発表された米国6月の雇用統計が予想を上回る好内容だったことで、来年秋以降と見られていた利上げが、今後のマクロ経済統計の中身次第では来年半ばにも利上げ前倒しも、との見方が台頭している。

  加えて、8月上旬頃と予定されるNY証券取引所へのアリババ(中国の電子商取引大手)の上場を控え、先行して上昇していたネットフリックスやフェイスブック、ツイッターなど、高PERに買われて人気化していたネット関連株が急落したことで欧米主導で株式市場は調整局面を迎えている。

  米株安が米金利低下を促し、日米金利差が縮小からドル安・円高が進行する間は、日本株も調整を余儀なくされよう。

  しかし、日経平均やTOPIXの足取りをテクニカル面から捉えると、4月11日前後と5月21日前後の安値対応が一目均衡表で示される、『準備構成』に相当し、今後の押し目が絶好の買い場となることが示唆されている。

  事業素質に優れ、好業績の割安株を厳選し仕込む好機とみている。(経済・証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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