『ドクター異邦人』イ・ジョンソク、放送終え“代替不可能な俳優”であることを立証
2014年7月10日 22:57
俳優イ・ジョンソクが、『ドクター異邦人』のパク・フン役で“代替不可能な俳優”であることを改めて証明しながら65日間の長旅に終止符を打った。
イ・ジョンソクは、SBSドラマ『ドクター異邦人』(脚本:パク・ジヌ、キム・ジュ、演出:ジン・ヒョク)で天才的医術能力を持った脱北医師パク・フン役を熱演し視聴者を熱狂させた。単に卓越した医術を発揮する天才医師の姿から患者を最優先に考える温かい“ヒューマンドクター”になるまでの成長過程を完璧な演技力で描き出し、視聴者の大好評を得たのだ。
特に、8日に放送された最終回では、銃に撃たれ橋から落ちたパク・フンとソン・ジェヒ(チン・セヨン)の感動の再会が描かれた。北朝鮮での生活、父親の死、一生をかけた恋人探しなど、様々な試練を通じて心の傷を治癒しヒューマニズム医師に成長したパク・フンの温かい笑顔がお茶の間に感動を伝えた。
イ・ジョンソクは北朝鮮から来た独特な異邦人“Dr.フン”をカラフルな演技力で完成させ、お茶の間を熱くした。手術マシーンとして生きて来た序盤の姿から使命感にあふれる真の医師に成長していく“空前絶後”のキャラクターパク・フンを誕生させたのだ。
イ・ジョンソクは悲しみと怒り、涙とカリスマ、コミカル演技とアクション、そしてロマンス演技など、全てのジャンルを巧みに表現しながら“代替不可能な俳優”の位置を確固たるものにし、これまでになかった新たなメディカルスパイドラマ『ドクター異邦人』で“イ・ジョンソク=パク・フン”という公式を成り立たせ絶賛を浴びた。
特にイ・ジョンソクは、1分1秒たりとも同じ表情がないというほど刻々と変化するパク・フンの感情変化を緻密に盛り込んだ“極細演技”を披露、トレードマークの“パク・フンウインク”から手術台前での激しいオーラなど、様々な姿を演じ視聴者の心を掴んだ。
また、父親の死を反芻しながら心の奥深くを蚕食した凄絶な鬱憤と憤怒を活火山のように吹き出したかと思えば、殺しても殺しきれないほど憎い仇の命を救いながら人間に対するヒューマニズムを引き出し、見る者を感動させた。さらに、やっとの思いで探し出した恋人を守るため、命さえ投げ出す男らしい魅力はもちろん、死んだと思っていた母親と再会し我慢していた想いを爆発させ嗚咽する密度の高い内面演技を披露した。
イ・ジョンソクの所属事務所側は、「イ・ジョンソクは、パク・フン役を準備しながら多くの愛情と情熱を注ぎ研究に研究を重ねた。努力した分の結果が出てとても嬉しく思っている。今後もより一層努力して、様々な演技と活動で視聴者の期待に応えたい。『ドクター異邦人』を応援して下さった視聴者の皆さんに感謝申し上げる」と伝えた。(翻訳:宮本りさ)