3千光年離れた場所で、地球に似た惑星を発見
2014年7月5日 23:04
大阪大学・名古屋大学・京都産業大学による共同研究グループは、地球から3千光年離れた連星系で地球に似た惑星を発見した。
太陽のように単独で存在する恒星の周りを回っている惑星は既に1,800個以上発見されているものの、2つの恒星が両者の重心の周りを回っている連星系で見つかることは稀であった。
今回の研究では、1.8m望遠鏡を使って重力マイクロレンズ現象を利用した系外惑星の探索をおこない、連星の周りに、質量が地球の2倍、軌道周期は地球とほぼ同じである惑星を発見した。ただし、主星の質量が太陽の10分の1程度しかないため、この惑星の温度はマイナス210℃程度しかない。
本研究成果によって、連星系にも地球のような惑星が存在することが分かったため、今後は水や生命体も存在しうる惑星の探査が期待される。
なお、この内容は7月3日に「Science」に掲載された。