任天堂、アルパイン、日本ケミコンなど(訂正)/本日の注目個別銘柄
2014年7月3日 17:49
下記のとおり修正します。
(誤)<7974> 任天堂 127650 +260
(正)<7974> 任天堂 12765 +260
<6502> 東芝 484 +12買い先行。ブルガリアの国営電力会社から原発を受注と報じられている。受注額は5000億円程度になるもようだ。東欧はこれから市場拡大が期待できる地域であり、初の受注を弾みとして今後の展開に期待が高まる状況へ。また、メリルリンチ(ML)ではNAND好調などを背景に今期の業績予想を上方修正、目標株価を550円に引き上げている。
<9983> ファーストリテ 33375 +40堅調。前日に6月の月次動向を発表している。既存店増収率は2.6%増で、8ヶ月連続でのプラス成長に。前年のハードルが高かったこともあり、比較的伸び悩む衣料品専門店が多かった中で、想定以上に健闘する状況となっている。客単価の上昇が牽引する格好に。ただ、指数連動性の高い銘柄であり、ポジティブな反応も限定的にとどまる状況となっている。
<7974> 任天堂 12765 +260続伸で直近の戻り高値を更新している。モルガン・スタンレー(MS)では第1四半期のプレビューをリリース、営業利益は11億円の黒字を確保すると予想している。市場予想は50億円以上の赤字予想であり、ポジティブに捉えられる状況でもあるようだ。「妖怪ウォッチ」をけん引役に、3DSハードが堅調推移のようだ。一部で特集記事が掲載されていること、次の日経平均定期入れ替えの採用候補となっていることなども手掛かり材料に。
<6816> アルパイン 1572 +107上昇率トップ。メリルリンチ(ML)では投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に格上げ、目標株価も1200円から1600円に引き上げている。足元では信用売り残が急増しており、売り方の買い戻しなどを誘う格好にもなっているようだ。MLでは、業績予想を上方修正しているほか、富士通テンとの提携、パナソニック<6752>が液晶パネル事業を車載関連事業の中に取り込んだことなども注目材料としている。
<6755> 富士通ゼネラル 1180 +50買い優勢。大和では投資判断を新規に「2」格付けとしている。目標株価は1500円と設定へ。主力の空調機部門において最高益更新が予想されること、遅れていたFCF創出力が来期以降大きく改善、成長投資や株主還元拡充などへ向かう可能性が高いことなどを評価材料としているようだ。空調機部門は4-6月も消費増税の影響など限定的に推移しているようだ。
<6997> 日本ケミコン 273 -21下げ目立つ。ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を「中立」から「売り」に格下げ、ネガティブ材料視されている。本業の下振れリスク、カルテル課徴金懸念などから、業績や株価は中期低迷路線に入るとの見解を強めているようだ。今期は一転して減益見通しに下方修正、産機向けアルミ電解コンデンサの緩慢な需給改善などを背景にしている。目標株価は310円から260円に引き下げている。
<5541> 大平洋金属 545 +22続伸、5月22日の高値を更新している。ニッケル市況の上昇が手掛かり材料、前日は2.6%の上昇となった。亜鉛やアルミ、銅など非鉄市況は総じて高くなっている。中国PMIの好調推移、米国雇用関連指標の上振れなど、世界的な景気拡大期待を反映する流れと見られる。同社に関しては、高値更新に伴う需給期待なども高まる状況へ。
<8698> マネックスG 358 -14さえない。ドイツ証券が投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げしている。4-6月期業績は前四半期比で58%減益と推定、業績のアンダーパフォームが懸念される可能性があるとの見方のようだ。また、FX取引市場の見通し悪化やシェアが低位にある株式売買代金を織り込むと、割安感は感じられなくなってきたと判断している。オンライン証券3社はすべて中立判断としている。
<4779> ソフトブレーン 195 +50後場入り後に急伸でストップ高。米アップル社の認定を受けて、「アップル コンサルタント・ネットワーク」へ参加したことを発表している。高度な専門性を有した独立系プロフェッショナルサービス・プロバイダなどに認可されるものであるようだ。また、iPad導入を成功させるノウハウを詰め込んだ新サービス「iPadビジネス・コネクト」の提供を開始とも発表。今後の業績拡大につながっていくとの期待が先行へ。
<9508> 九州電力 1243 +84後場は一段高の展開に。原子力委では、川内原発1、2号機について、9日にも「審査書案」を提示する方針と伝わっている。これは事実上の合格証となるもの。これに伴い、10月にも再稼働の可能性が高まるとの見方が強まってきているようだ。早い段階での再稼働は想定されていたものの、こうした動きの進展が確認されたとして、安心感につながる格好へ。他の電力株にも再稼働期待が波及、強い動きが目立っている。
<4745> 東京個別 392 +30買い優勢。前日にベネッセが経営説明会を開催、グループ会社の同社に関しては、現在の約200教室を5-6年後メドに1000教室まで増やす計画などとされており、今後の業容拡大などが想定される状況に。ベネッセ新社長の経営手腕に対する期待感が同社にも波及する格好となっている。《FA》