2013年パート時給年間平均 東日本は976円、西日本は915円

2014年6月29日 20:28

 仕事情報紙アイデムの2013年度パートタイマー時給レポートによると、2013年のパートタイマーの年間時給平均は、東日本では976円、西日本では915円となった。全体の傾向として昨年より時給は上昇しており、東日本では24職種中19職種で時給がアップ、全体で3円増加した。西日本でも21職種で時給が上がっていたものの、減少額が増加額を上回り、全体では10円の減少となった。

 13年東日本エリアのパートタイマーの募集時平均時給(24 職種計)は 976 円だった。

 職種別にみると、平均時給が最も高いのは「.薬剤師」で 2,101 円、次いで「看護師、准看護師」1,568 円、「介護ヘルパー」1,007 円、「物品配送ドライバー」964 円、「保育士」940 円、「娯楽場等の接客サービス員」938 円の順となっている。一方、最も低いのは「コンビニエンスストア販売員」の 795 円で、最も高い「薬剤師」との間には 1,306 円の職種間格差が生じている。

 上位3職種である「薬剤師」、「看護師、准看護師」、「介護ヘルパー」を除く他の21職種は、いずれも平均時給が1,000円未満で、900円台が6職種、800円台が14 職種、700円台が1職種となっている。

 これに対して日本エリアの平均時給は 915 円だった。

 職種別にみると、平均時給が最も高いのは「薬剤師」で1,909円、次いで「看護師、准看護師」1,530円、「介護ヘルパー」984円、「娯楽場等の接客サービス員」943円、「保育士」898円、「物品配送ドライバー」890円とやや順位は異なるが、ほぼ東日本と同様の傾向。一方、最も低いのは「コンビニエンスストア販売員」の760円で、最も高い「薬剤師」との間には1,149円の職種間格差が生じていた。

 対前年比でみると、東・西日本のいずれにおいても最も時給が増加したのは「看護師、准看護師」で東日本では40円、西日本30円の増加だった。このほか20円以上増加したのは、東日本では「保育士」27円、「介護ヘルパー」23円、「飲食店調理・調理補助員」22円の3職種、西日本では「その他の製造作業員」25円だった。

 一方、減少幅が最も大きい職種は東日本では「娯楽場等の接客サービス員」の46円減、次いで「薬剤師」の19円減、「一般事務員」の14円減で、この3職種が10円を超える減少幅となっている。今回、24 職種中19職種で時給額が増加し、1職種が変わらず、4職種で減少し、24 職種全体では3円増加する結果となっている

 西日本でも減少幅が最も大きい職種は「娯楽場等の接客サービス員」で11円減、次いで「倉庫内作業員」の5円減となっており、10円を超える減少幅の職種は1職種のみだった。今回、24 職種中 21 職種で時給額が増加、3職種で減少し、増加した職種が多いにもかかわらず 24 職種全体では10円減少する結果となっていた。(編集担当:横井楓)

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