PerlスクリプトとExcelマクロの作成に米軍が授与した勲章
2014年6月29日 18:34
アリゾナ州兵としてイラクで兵站任務に従事したソフトウェアエンジニアの男性が、仕事を効率よくこなすために書いたPerlスクリプトとExcelマクロを功績として認められて勲章を受章していたそうだ。男性がイラクでの任務についていたのは2005年~2006年のことだが、当時の出来事を自身のブログに書いている(Rough Bookブログの記事、本家/.)。
2005年当時、兵站管理には「ULLS-G (Unit Level Logistics System – Ground)」と呼ばれるDOSアプリケーションが使われていたそうだ。現地で使われていたパソコンの多くはWindows 2000/XPだったものの、ULLS-G自体がDOSアプリケーションのため、マウスは使用できず、すべてキーボードで操作する必要があったという。また、ULLS-Gはバッチ処理に対応しておらず、兵士のライセンスをプリントアウトする場合には1人分ずつ処理する必要があった。
(続く...)何とか効率よく作業したいと考えた男性はULLS-G用のODBCドライバーを入手し、Perlスクリプトを使用して処理できるようにしたそうだ。また、毎日作成するリポートは手作業でExcelスプレッドシートに入力する必要があったため、ODBC接続を利用してULLS-Gのデータをスプレッドシート上に抜き出すマクロも作成。これらの作業は許可されていなかったが、作業が早く終わることに気付いた上官に説明したところ、特に処罰を受けることもなかった。そればかりか、任務終了時の表彰式で陸軍称揚章を受けることになる。男性は単によく働いたことが受章理由と考えていたが、書類にはPerlスクリプトとExcelマクロの作成が功績として明記されていたとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | デベロッパーセクション | 軍事 | プログラミング | デベロッパー | Perl | アメリカ合衆国
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