ニコン、約3,635万画素フルサイズ素子のデジタル一眼レフカメラ「D810」を発売
2014年6月27日 15:53
ニコンイメージングジャパンは26日、デジタル一眼レフカメラ「ニコン D810」を7月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。
本製品は、約3,635万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載する。また、被写体への位相差オートフォーカス(AF)の精度を高め、ミラーやシャッターなどのメカ駆動を一新し、カメラ内部の振動を低減したという。さらに、新開発のニコンFXフォーマットと、同社のフラッグシップモデル「D4S」と同じ画像処理エンジン「EXPEED 4」を搭載し、ISO64~12800までの撮影感度に対応する。
また、FXフォーマットで最高約5コマ/秒、別売アクセサリー利用時にはDXフォーマットで最高約7コマ/秒の連写ができる。このほか、60pフルハイビジョン画質での動画撮影にも対応する。
このほか、同社独自の「ピクチャーコントロールシステム」に、画質の調整や加工をしても、白とびや黒つぶれ、色飽和が起きにくい「フラット」を追加した。また、各調整項目に画像のクリア感を調整できる「明瞭度」を追加し、各調整ステップを0.25ステップに細分化した、
サイズは、幅約146×奥行81.5×高さ123(mm)、質量は約880g(本体のみ)、約980g(バッテリー、SDメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)。液晶モニターは、3.2インチ約122.9万ドット(640×RGBW×480)(VGA)のものを搭載。レンズマウントはニコンFマウント。記録媒体はSD / SDHC / SDXCメモリーカード、コンパクトフラッシュカードに対応する。電池はリチウムイオン充電池「EN-EL15」を使用し、約1,200コマの撮影が可能。
(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)