『運命のように君を愛する』チャン・ナラはウサイン・ボルト並の速さ?

2014年6月23日 20:44

 女優チャン・ナラが生活感のにじみ出る“走りの神髄”を見せ、“ウサイン・ナラ”という新たなニックネームを得た。

 チャン・ヒョクとチャン・ナラの12年ぶりの共演で話題を集めているMBC水・木曜ミニシリーズ『運命のように君を愛して』(脚本:チュ・チャノク、チョ・ジングク 演出:イ・ドンユン 製作:株式会社ナンバースリーピクチャーズ、ページワンフィルム株式会社)。今月18日、一心不乱に走るチャン・ナラの姿が公開されて注目を集めている。

 公開されたスチールでチャン・ナラは生真面目な表情で激走中。丸っこくて可愛い姿とは対照的に、ビン底メガネの中に光る悲壮な目が笑いを誘う。また突風のような駆け足でも完ぺきにキープしている90度角の腕が視線を引きつけ、悲壮感とともにコミカルさが加わる。

 チャン・ナラが演じるのは、名前まで平凡この上ない存在感ゼロの平凡な女性キム・ミヨン。どんな雑用でもノーと言えない性格のため、高速の走りで朝から晩まで東奔西走する毎日だ。

 スチールは、5月末にソウル市内の麻浦(マポ)区で撮影されたもの。イ・ゴン(チャン・ヒョク)の事件に巻き込まれ、猟犬と追撃戦を繰り広げるシーンだ。

 あらゆる雑用を引き受けるお節介焼きであり、生まれて初めて会ったイ・ゴンの仕事に巻き込まれて助けに出たミヨン役を演じるため、チャン・ナラは夜中から夕方まで一日中走らなければならなかった。休み時間にも腕を90度の角度で維持したまま、いつでも走れるように身構えた姿に現場スタッフは皆笑いをこらえきれなかったとか。

 同ドラマの製作スタッフは「チャン・ナラは撮影現場に幸せをふりまく“ハッピーウイルス”だ。一番に現場で準備を済ませている役者の1人であるだけでなく、スタッフたちに細かく気を配り、いつでもどこでも稲妻のように現れて“ウサイン・ナラ”と呼ばれるほど」「チャン・ナラの情熱のおかげでスタッフのほうが逆に力を得て楽しく撮影に臨んでいる」と語った。

 今年の夏、韓国に愉快痛快な笑いを届ける『運命のように君を愛して』は、くじ当選によって出かけた旅行先である計略に巻き込まれ、ともに一夜を過ごすことになった初対面の男女が、妊娠という大騒動を迎えるジェットコースターロマンス。ドラマ『改過遷善』後続として7月2日から放送スタート。(翻訳:中島礼子)

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