下村文科相が「小保方氏なくしてはSTAP細胞に関する検証は困難」と発言

2014年6月18日 16:54

【6月18日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

下村博文文科相は、17日の記者会見で、「小保方さんがいなければ理研においてSTAP細胞の検証するのはほぼ不可能」などと述べ、処分とは別に、小保方晴子細胞プログラミング研究ユニットリーダー(30)を、検証実験に参加させるべきとの考え方を示した。

下村大臣は、13日の会見では、「理化学研究所に設置された外部有識者委員会の提言においては、STAP論文に係る研究不正がなぜ起きたのか、その原因分析を行うとともに、研究不正の再発防止のために必要な方策として、実験データの記録・管理を実行するシステムの構築等、研究不正を防止する具体的な仕組みの構築、さらに、公正な研究の推進と研究不正防止を目的とする理事長直轄の本部組織の設置、また、外部有識者を入れた「経営会議」の設置など、理研のガバナンス体制の強化等の提言がなされたというところであります。理研では、この提言を踏まえ、今後、早急に具体の研究不正防止策を講じると野依理事長から先ほど報告がありました。文科省としては、理研において研究不正が再び起きることがないよう、実効性ある対策の策定・実施に向け、理研を指導してまいりたい」と述べ、理化学研究所を含めた研究不正を防止する仕組みの構築に関して、言及していた。【了】

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