Googleエンジニア曰く「私たちにはより多くのWebプログラミング言語が必要だ」
2014年6月16日 20:27
taraiok 曰く、 GoogleのソフトウェアエンジニアであるGilad Bracha氏は、ニューヨークで開催されたQCon開発者会議の壇上で、Webアプリケーションについて触れた。同氏はWebアプリケーションについて、機能と使いやすさでデスクトップアプリケーションを上回る可能性を有している。しかし、実現するにはWebアプリケーション開発でより多くのプログラミング言語が選択できる必要があるだろうとしている(ITWorld、Slashdot)。
その理由として、Webアプリケーションには、ネットワークに接続できない環境では使えないという欠点がある。将来的にはWebアプリケーションをオフラインで実行する能力は重要になる。このためどんなWebプログラミング言語でも、オフライン使用のための何らかの方法が必要になるだろう。またプログラマがアプリケーションを組み上げたり、テストするのがより簡単になる必要がある、と語った。
また、現在、Webアプリケーションに使用されている主要言語はJavaScriptだが、アプリケーションのオフライン運用には機能的に不十分だ。Googleがプログラミング言語である「Dart」を支援することに決めたのは、Webのために強力なプログラミング言語を提供する目的があるという。同氏は有望ではあるが知名度が低い言語として「Elm」についても触れている。Googleとしては特定の言語を否定したり、支援するのではなくWebアプリケーション向けにより多くの開発言語の選択肢が増えることを望んでいるようだ。
スラッシュドットのコメントを読む | デベロッパーセクション | Google | プログラミング | インターネット
関連ストーリー:
Apple、WWDCで新言語Swiftを発表 2014年06月03日
プログラミング人気調査、Perlが「過去最低」の順位に 2014年04月17日
FacebookがPHP互換のプログラミング言語「Hack」を公開 2014年03月27日