テラフォーミングの実現性を調べるべく 隕石を砕いた土でアスパラガスを栽培
2014年6月12日 16:41
eggy 曰く、 バージニア・コモンウェルス大学では、テラフォーミングの実現性を証明するべく、地球外物質を用いた植物の栽培が行われているという。バクテリアや真菌類といった微生物のほか、アスパラガスやジャガイモといった植物も地球外物質を栄養にして生きられることが分かったとのこと (Motherboard、Slashdot)。
この実験では、隕石を土のような状態になるまで砕いてから植物を植えており、小惑星や隕石に含まれるリン酸や硫酸塩、水を使って植物が栽培できることを証明することが目的だという。ただし、同実験では大気中の酸素量や重力の調整は行っておらず、現時点では地球環境のなかで地球外物質を用いて植物を栽培しているという段階である。同実験を率いるMichael Mautner氏によれば、これが成功すれば、酸素量を人工的に制御した環境のなかで実験を行う次のステップに進めるだろうとのこと。
最終的には、地球外物質で植物栽培するのに最も適した植物を何種類か特定することを目指しているそうだ。
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