Intelが目指す「完全コードレス」のPC

2014年6月11日 10:00

あるAnonymous Coward 曰く、 IntelはPC関連の展示会Computexにて無線接続のディスプレイやドッキングシステム、ワイヤレス給電などの技術デモを行った。これらはIntelが開発中の新プラットフォーム「Skylake」で採用され、「すべてのケーブルを取り除いたシステム」が実現できるという(CNET Japan)。

 短距離の「ドッキング」には高速なWiGig規格が採用される予定で、対応デバイスを接続圏内に移動させると、それらが瞬時に認識・接続されるという。たとえばタブレット端末をPCの近くに持って行くだけでPCに接続されて協調動作し、また端末を持ってその場を離れると接続が自動的に解除される、といったことが実現できるようだ。またワイヤレス給電については、磁気共鳴方式のワイヤレス給電技術「Rezence」を使用する。磁気共鳴によって2インチ(約5cm)幅の木材を通した給電が可能で、テーブルの裏側などに給電用のターミナルを設置できるという。

 Skylakeは2015年後半に生産が開始される予定であるため、Intelのリファレンスデザインに基づく端末が市場に登場するのは2016年になる可能性が高いとのこと。

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