マツダ、新型デミオに1.5Lクリーンディーゼルエンジン車を導入

2014年6月10日 20:45

 マツダは10日、同社のコンパクトカーの「デミオ」の新型に、新開発の直列4気筒1.5L直噴クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D(スカイアクティブ・ディー) 1.5」を搭載すると発表した。

 「SKYACTIV-D 1.5」は、同社のクロスオーバーSUV「CX-5」に搭載されている排気量2.2Lの「SKYACTIV-D 2.2」を1.5Lに小型化したものとなっている。圧縮比を14.8と小排気量ディーゼルエンジンとしては最も低くし、理想の燃焼効率に近づけた。そして、高価なNOx後処理装置を使わずに、ポスト新長期規制をクリアする環境性能を実現しながら、2.5Lガソリンエンジン並みのトルクを発揮し、高回転までリニアに加速する動力性能を実現したという。

 また、アイドリングストップ技術「i-stop」、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」、高効率トランスミッション「SKYACTIV-DRIVE」・「SKYACTIV-MT」などと組み合わせ、トップクラスの低燃費を実現したという。

 さらに、加速のレスポンスなどを向上させるため、低速域から高速域まで十分な過給圧が得られる回転センサー付きの「可変ジオメトリーターボチャージャー」や、「吸気管一体式水冷インタークーラー」を採用した。

 最高出力は、77kW(105PS)/4,000rpm(回転/分)、最大トルクは、250N・m(25.5kgf・m)/1,500~2,500rpm(回転/分)となっている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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