Appleの新言語「Swift」のドキュメントを無断で翻訳するプロジェクトが登場して話題に
2014年6月10日 11:29
あるAnonymous Coward 曰く、 先日、Appleが新たなプログラミング言語「Swift」を発表したのは既報のとおりだが、そのドキュメントを翻訳しようとするプロジェクト「swift-jpが登場した。しかし、Swiftはオープンソースの言語ではなく、そのドキュメントについても明確に無断での利用や複製が禁じられており、Appleに訴えられる可能性がある。
さっそくその点がプロジェクトのIssue Trackerで指摘されたが、プロジェクト側はこれに対し「アップル社から明確な意思表示が無い限り、プロジェクトを続行する所存です」と述べている。また、「当翻訳文は当方が保持し、管理していますので、翻訳参加者がトラブルに巻き込まれることは御座いません。上記ご理解頂き、翻訳作業に参加して頂ければ幸いです。」とも述べている。
ドキュメントの翻訳や配布ができないという非オープンソースなソフトウェアや開発環境にある問題が分かりやすく表に出た形だが、それに対し「著作権を無視する」というさらに斜め上の対応で推し進めるというのが最近っぽいなあと思うタレコミ子である。
なお、これに対しAppleのSwiftでなく、オープンソースで開発されているSwift paralllel scripting languageの日本語ドキュメントにすれば解決するぞという提案も寄せられている。
なお、現時点ではGitHub上のswift-guideリポジトリは削除されており、上記のIssue Trackerなども閲覧不能な状態となっている。
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