チューリングテストに合格した人工知能が現れる
2014年6月9日 18:32
あるシステムが知能を持っているか否かを判断する方法として、アラン・チューリング氏が考案した「チューリングテスト」というものが存在する。このテストに合格する人工知能が登場したと報じられている(ITmedia)。
チューリングテストは対象とするシステムと人間が会話を行い、その人間が会話相手を機械だと判断できなければ「テストに合格」というものなのだが、いままでこれに合格したシステムは存在していなかった。
合格したシステムは、「ウクライナ在住の13歳の少年」というプロフィールを持ったもので、今回のテストでは審査員の33%が「人間」だと判断したという。なお、今回のテストは5分間のテキストチャットで行われ、会話の内容はその場で自由に設定できたという。
なお、開発者のウラジミール・ヴェセロフ氏は現在米Amazonに勤務しているそうだ。
スラッシュドットのコメントを読む | 人工知能
関連ストーリー:
アラン・チューリングの死後恩赦が認められる 2013年12月28日
自然物と人工物を判断する「Physical Turing Test」 2012年11月16日
生命の定義を多数決で決める 2012年02月14日
ローブナー賞の決勝、チューリングテストをクリアしそうなロボットが出現 2008年10月15日