三菱航空機、小型ジェット「MRJ」のエンジン受領 組み立て本格化
2014年6月6日 14:34
三菱航空機は5日、国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット」(MRJ)の飛行試験機初号機に搭載するエンジンを受領したと発表した。根幹部品を受領したことで、今後、装備品の取り付け作業を本格化させていくという。
今回受領したエンジン「PurePower PW1200G」は、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)がカナダのミラベル航空宇宙センターから出荷したもの。同社の独自技術である「Geared Turbofan(GTF)」によって、大幅な燃費の向上と騒音の低減を実現しており、従来機に比べ運航経済性と環境適合性の飛躍的向上を実現することができるという。
MRJは、三菱航空機が開発する70~90席クラスの次世代民間旅客機。燃費性能の高さやゆとりのある客室空間などが特徴。