Google、人工衛星を使うネット接続プロジェクトに10億ドル超を投資
2014年6月4日 17:01
あるAnonymous Coward 曰く、 Googleが人工衛星を使ったインターネット接続促進プロジェクトを計画している。このプロジェクトでは、従来の人工衛星よりも低軌道に小型の衛星を180機程度打ち上げる予定。プロジェクトを率いるのは、衛星通信サービス企業、O3b Networksの創業者、Greg Wyler氏(MarketWatch、ITPro、WirelessWireNews、Slashdot)。
O3b Networksの人工衛星の重さは1基約680kgだが、Googleは約110kg以下の小型衛星を数多く打ち上げ、地球全体をカバーしたい考えだという。打ち上げ後、不足があれば衛星数などを拡張していく計画だという。予算規模は最低で約10億ドル、場合によっては30億ドル以上に達する可能性もあるとしている。
GoogleとFacebookは、収益性を高めるためにネットインフラの行き届いていない発展途上国などの新規客層開拓に力を入れている。人工衛星は、より人口の少ない比較的需要の低い地域を広範にカバーできるとしている。
スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | Google | インターネット
関連ストーリー:
iPhone 5向けのケース型衛星電話と専用アプリ登場 2013年09月05日
DARPA、100 Gbps の超広帯域無線通信技術の開発に着手 2012年12月20日
衛星の不具合により、カナダで大規模な通信障害 2011年10月09日