参戦相次ぐスマホ戦線 ノジマがLTE対応スマホを本体込み月額2272円で提供
2014年6月3日 11:49
現在、スマホ市場ではMVNOのSIMの取扱量が拡大、従来のキャリア以外の業種からのスマホ市場新規参入が相次いでいる。しかし、これらはほとんどが低価格戦略をとっており、料金は安いものの通信速度や端末のスペックが物足りないという声も多い。今回、これを受け、家電量販店チェーンのノジマ<7419>が低価格戦略で参戦した。
ノジマは30日、ノジマ店頭およびノジマモバイルの全店舗にて、 通信料金と本体機種代金あわせて月額2272円(税込)から利用できる『ノジマスマホ』を7月より販売開始すると発表した。
料金プランは、本体料金が月額払い1300円(税込。初回のみ2284円)か、一括払い3万2184円(税込)が選択できる。通信料金はSIMカード使用料972円~/月(税込)。「ELSONIC SIM」利用し、データ通信のみ。音声通話機能付きの場合は2052円/月(税込)となる。SIMカード単品価格が別途必要となる。5月30日より予約受付を開始、ノジマ店頭およびノジマモバイルの全店舗で受け付ける。
「ノジマスマホ」の機種は、ファーウェイ製の『Ascend G6』。 動画やゲームなどの大容量データも気軽に楽しめるLTEに対応しているほか、1.2GHzクアッドコアCPUを搭載している。
スタイリッシュなデザインのボディは、コーナーの緩やかなカーブと65mmのスリムな横幅で、女性の手にも優しくフィット。 ‘セルフィー(自分撮り)’の世界的流行を受け、ニーズが高まっているインカメラには、約500万画素の高解像度広角88度、F値2.4 のプラスチック4枚レンズを採用した。カラーはホワイトとブラック、対応OSはAndroid 4.3。ディスプレイは約4.5inch QHD (960×540ドット) TFT液晶である。
アウトカメラには高感度の動画・写真が撮影できるソニー製IMX 134センサと青色グラス赤外線フィルターを内蔵。F値2.0のプラスチック5枚レンズと約800万画素裏面照射型センサの採用により、暗い室内でも明るく撮影できるほか、最大4cmまでのマクロ撮影が可能。また、マルチショット撮影や、パノラマ撮影などのモードを搭載している。
通信速度は、下り(受信時)最大150Mbps(LTE)、上り(送信時)最大51Mbps(LTE) 。スマホ市場は激化の一途をたどっている。高機能だけ、あるいは低価格だけでは勝負できなくなってきている。(編集担当:慶尾六郎)