経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある=犬丸正寛の相場格言
2014年5月31日 08:07
■経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある
人間も地球上で命を子孫に繋ぐ動物である。生きるためにはエサとなる食べ物が必要であることは言うまでもない。そのためには、動物でも人間でもエサ獲りの縄張りを巡ってしばしば争いが起きる。とくに、戦国の世では、穀物確保で領土を奪う戦いが絶えなかった。
長い戦に疲れた人類は経済を発展させ、今日、平和共存の時代を迎えている。しかし、なお縄張り拡大に意欲を示す大国のあることを思えば経済といえどもエサ獲りであることに変わりはないと痛感させられる。ただ、大きい時代の流れは戦争ゲームから経済ゲームに移っており、ゲームの勝者、つまり獲物の大きさは株価によって現されるともいえる。
マーケット全体を現す株価指数であれ個別銘柄の株価であれ強いことは経済というエサ獲りの巧みなことを物語っているといえるだろう。投資家はエサ獲りの巧みな銘柄に資金を投じるのがよいのではなかろうか。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
【関連記事・情報】
・【木村隆のマーケット&銘柄観察】国内投資家がそろって押し目買い、リバウンドの強さ計る週に(2014/05/17)
・【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】明星工業は超低温保冷技術でLNG関連の有望銘柄(2014/05/14)
・【今日の言葉】東電は黒字でも冴えない株価(2014/05/14)
・【編集長の視点】トレックスセミは最安値から急続伸、初決算が市場予想をクリアし増配も歓迎(2014/05/14)