ダイハツ、マレーシアでエンジン生産の新工場を建設 150億円投資

2014年5月29日 14:01

 ダイハツ工業は28日、マレーシアで新たなエンジン生産工場を建設すると発表した。ダイハツが出資する現地持株会社とともに設立する新会社で運営するという。設備投資額は約150億円で、2016年中ごろに稼働予定。

 同社によると、新会社は7月末に設立する予定で、自動車用エンジンの製造、販売と、エンジン生産設備の開発、設計、製造、販売を手掛ける。資本金は1億6,500万マレーシアリンギット(約50億円)で、ダイハツが51%、プルサハン・オートモービル・クドゥアが49%出資する。ダイハツは、プルサハン・オートモービル・クドゥアに20%出資している。

 ダイハツはマレーシアを海外事業の重要拠点としており、国際競争の激化をにらんで現地事業の構造改革に取り組んでいる。2014年中ごろにはマレーシア合弁会社プロドゥアの車両生産新会社による新工場の操業開始を予定しているが、車両だけでなく、オートマチックトランスミッション、エンジンを含め、ダイハツグループ全体で構造改革を強力に推進し、国際競争力向上のスピードアップを図るという。

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