韓国映画『思悼:8日間の記憶』、ユ・アイン、ソン・ガンホ、ムン・グニョンの共演が話題に

2014年5月28日 21:47

 イ・ジュニク監督の新作『思悼: 8日間の記憶 (原題)』(以下、『思悼』)のキャスティングが話題を呼んでいる。

 配給会社ショーボックスメディアプレックスは26日、ソン・ガンホ、ユ・アイン、ムン・グニョン、キム・ヘスク、パク・ウォンサン、チョン・ヘジンが『思悼』に出演することを明らかにした。

 映画『観相師-かんそうし-』に引き続き再び史劇に挑戦するソン・ガンホは、今回の作品で逆境を乗り越えて王位に登り詰め、息子・思悼世子を米びつに閉じ込めるしかなかった父・英祖を演じる。

 続いて、最近JTBCドラマ『‘密会』で天才ピアニスト「イ・ソンジェ」を演じ、19歳年上のキム・ヒエとのロマンスで注目を集めたユ・アインが、『思悼』の主人公である思悼世子を演じる。劇中、父によって8日間も米びつに閉じ込められ、死を迎えることになった非運の主人公だ。

 思悼世子の妻であり、正祖の母である恵慶宮洪氏はムン・グニョンが演じることになった。2006年の映画『愛なんていらない』以来8年ぶりのスクリーン復帰で、ドラマ『風の絵師』のパク・シニャン、『火の女神チョンイ』のイ・サンユンとの共演に続く、ユ・アインとの共演にも注目が集まっている。そこに、キム・ヘスク、パク・ウォンサン、チョン・ヘジンら力強い俳優たちが加わり、今年の夏クランクインする予定だ。

 また、最近公開されて観客数を増やしている映画『逆鱗』、イ・ビョンホンが王・光海とその影武者の1人2役を演じて注目を集めた2012年公開『王になった男』、そして今回の『思悼』はすべて朝鮮時代という同じ時代背景を描いた史劇映画ということで、3作の比較に関心が集まっている。

 映画『逆鱗』ではヒョンビンが演じる正祖が父・思悼世子の惨めな死を目の当たりにし、心に痛みを抱えながら生きていく姿が描かれていた。一方、『思悼』では正祖の前の世代が描かれており、思悼世子を演じるユ・アイン、思悼世子を米びつに閉じ込めて死なせようとする父・英祖を演じるソン・ガンホの演技の呼吸にも期待が寄せられている。

 このように、光海、英祖、思悼世子、正祖らの朝鮮時代の政治を描いた映画がヒットを呼んでいる点にも関心が集まっている。(翻訳:中川)

関連記事

最新記事