RCUのメンテナによる並列プログラミング本、ついに完成
2014年5月28日 08:00
あるAnonymous Coward 曰く、 IBM所属でLinuxカーネルのRCU(Read-copy-update)のメンテナであるPaul E. McKenney氏が中心となって執筆した並列プログラミングの電子本「並列プログラミングは難しいのか? でも、なら、あんたはどうできる」("Is Parallel Programming Hard、And、If So、What Can You Do About It?")がついに完成し、今年4月に最初のプリント版(the first print edition)が発行された (perfbookのページ)。白黒かカラーか、ソフトカバーかハードカバーかの組み合わせで四つの版が用意されている。また、以前のようにPDF版もダウンロード可能。
ページ数は500を超えており、ユーザー空間よりもカーネルに詳しい内容となっている。RCUについて詳しく書かれているほか、ハードウェアトランザクショナルメモリーの現状についても書かれているため、最近の排他制御に興味ある人におすすめ。
購入は上記リンクより可能。ライセンスはCC BY-SA。
スラッシュドットのコメントを読む | デベロッパーセクション | 書籍 | プログラミング | デベロッパー
関連ストーリー:
AMDが新しいLinux向けグラフィックドライバを開発中 2014年03月25日
今日のLinuxは誰が開発しているのか 2014年02月07日
高齢化が進むLinuxカーネル開発のコアメンバー 2013年11月14日