フランス高級ショコラ「イルサンジェー」、店頭に滅多に並ばない伝統菓子を数量限定入荷
2014年5月27日 16:24
世界中の人気を集める高級ショコラブランド「イルサンジェー」の海外初店舗「イルサンジェー銀座ブティック」が、フルーツのビジューと呼ばれるフランスの伝統菓子「パート・ド・フリュイ」を数量限定で入荷すると発表しました。
●ショコラブランド「イルサンジェー」とは?
関係者や著名人からも愛される由緒あるショコラブランド、「イルサンジェー」。フランスにおいてその名を馳せ高い評価を得ているブランドです。
しかも、現在のオーナーは日本でいうところの「人間国宝」の称号を持つエドワール・イルサンジェー氏。今ではその審査員資格を保有するほど優れた実力の持ち主で、フランスの製菓界で受けた異名は「苦味とテクスチャーの天才」。イルサンジェーのショコラの特徴は、そのなめらかな口どけと、新鮮な素材の放つ豊かな芳香だそう。
●フルーツのビジューのような伝統菓子とは?
夏のフランスでショコラの代わりに良く食べられるものが、この宝石のような輝きを放つ伝統菓子、「パート・ド・フリュイ」。「パート・ド・フリュイ」は、フルーツのピューレをふんだんに使ったコンフィズリー(砂糖を主材料とした菓子の総称)です。
かつて、現代のように1年を通して同じ作物を摂取できるような保存方法や栽培方法がなかったため、フランスの人々はどうすれば食物を無駄にしないかを考えたのだそう。そうして考えられた方法の1つが、フルーツをゼリーにすることだったのです。自然への愛情が、よりこのお菓子を宝石のように輝かせているのかも知れませんね。
●エドワード氏の敬意が生み出す逸品
エドワール氏は、フランスでこのような文化を築いてきた先人たちの想いに敬意を表する1つの表現として、自社で「パート・ド・フリュイ」を制作するのだと言います。
エドワールの繊細な技術によって、さらに美しく気品あふれる佇まいと味わいを手に入れたフルーツのビジュー「パート・ド・フリュイ」。
数量限定ということですが、運よく入手できたら遠くの人々や自然の恵みに想いを馳せながら味わってみてはいかがでしょうか。(記事:谷津沙夏・記事一覧を見る)