毛長マンモスとアジアゾウの雑種を作り出す研究
2014年5月27日 06:00
danceman 曰く、 ハーバード大学の合成生物学者George Church氏の率いる研究チームが、CRISPと呼ばれるゲノム編集技術を用いて、アジアゾウと毛長マンモスの雑種をつくる研究をおこなっているそうだ(Motherboard、slashdot)。
現段階では、アジアゾウの細胞内に毛長マンモスの「毛深い見た目をつくる遺伝子」と「脂肪層をより厚くする遺伝子」、「極寒でも凍らない血液の遺伝子」という主要な遺伝子3つを挿入して遺伝子改変することに成功しているとのことだが、雑種の作成が成功すれば、よりマンモス似のゾウを生み出せるという。
クローン技術ではなくゲノム編集技術が選ばれた理由であるが、大昔に死んだ動物の細胞からクローンを作ることは極めて難しい。そもそも生育可能なクローン胚の作成も大変なうえ、それ以上に、クローン技術で作られた動物の代理出産ができるほどに近縁な動物を見つけるも大変なのだそうだ。
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