EXOクリスの訴訟問題に対しファンが署名運動
2014年5月20日 22:17
EXOのメンバー、クリスが15日、所属事務所SMエンターテイメントを相手に専属契約無効訴訟を申請したが、これに対するファンらの動きが本格化している。
EXOが国内外で大きな支持を得、大規模なファンクラブを保有するグループであるだけに、今後の動き一つ一つにファンの高い関心が寄せられるものとみられる。
16日現在ポータルサイト「Daum」では、EXOのファンのうちの一人が提案した署名運動が進行中だ。
「クリスをはじめとするSMエンターテイメントのアーティストたちのために署名運動を行います」というタイトルの署名運動には、16日午前11時現在、約千人のファンが参加している。
このファンは、「SMエンターテイメントでは、今回の訴訟が初めてではない。果たして偶然のものだろうか」とし、「アーティストたちが不当な待遇を受けているのだったらファンたちが早く動いてあげなければならない」と主張した。
2009年に東方神起の3人のメンバーがSMエンターテイメントを相手に専属契約に関する紛争を起こした際も、ファンたちは不公正な契約でメンバーの人権が侵害されていると国家人権委員会に陳情を提起、その後も公正取引員会にメンバーの放送活動の権利を保障するよう懇願書を提出するなど積極的な動きを見せた。
今回の署名運動を提案したファンは、「SMを攻撃しようというものではない。ただ、署名運動のように小さなことからFAXの送付、沈黙デモまで、一緒に参加してくれるファンが多いことを願っている」とし、「同じ意見を持つファンの皆さんが一人でも多く集まってくれることを望む」と付け加えた。
署名に参加するコメントには「このような問題が繰り返されなければいいのだが・・・」という意見が多かった。
また、EXOの公式HPとファンクラブサイトにも訴訟のニュースが掲載され、グループを応援するファンらのコメント数百件がリアルタイムでアップされている。
ファンたちの動きが本格化する中、クリスの訴訟問題は他のメンバーらにも衝撃を与えている。
中国人メンバー、タオは15日、自身のインスタグラムに「行く道は遠く、どこに行こうと自由だ。決定は誰かが代わりにやるものではない。人々はいつも騙され、もしかしたら少数派に流されるかもしれないがそれは真実ではない。真実はそれを経験した者にしか分からない。たとえば僕たち11人とSMスタッフたちのように。しかし外部ではそれがひっくり返ってしまった」と意味深なコメントを掲載した。
続けて「皆さんにもそれぞれ自分の考えや立場があると思うが、僕は言いたい。僕たちは絶対に正しいと」とし、「去ろうとする者を止めることはできなかった。あらゆる方法を試みた末彼は脱出に成功した。（中略）練習で汗だくになる中突然一人が戻って来ないという知らせを聞いたが、11人で改めてコンサート準備に取り掛かりたいと思う」と締めくくった。
同じ日に音楽番組に出演したEXOのリーダー、スホも「メンバー全員が驚いている」とし、「クリスの行動は理解不可能で、チームとメンバーのことを全く考えていない行動だと思う。このようなことが起こってしまいとても残念だ」と語った。そして最後に「これからでも訴訟を取り下げて謝罪して欲しい」と付け加えた。
チャンヨルとルハンはクリスの訴訟問題の知らせを聞いた後、自身のインスタグラムからクリスを外し、間接的に反発を示した。（翻訳：宮本りさ）