小粒で刺激的なエクステリアの個性派ハッチバック 限定車ルノー「ルーテシア・パックスポール

2014年5月20日 07:48

 ルノー・ジャポンからなかなか魅力的な限定車が発売される。ルーテシア・ゼンをベースにルノー・レーシング・チームをイメージさせるデザインを採用したルノー・ルーテシア・パックスポールだ。全国ルノー正規販売店で5月22日から販売、全国で50台の限定車である。

 限定車の特徴はそのエクステリアにある。ボンネット、ルーフ、ドアに専用ルノー伝統のレーシングデザイン「SPORT」デカールを装着し、最新のルノーデザインと融合させている。サイドモールにはクロムフィニッシャーを装着し、ホイールは16インチのブラック切削アロイホイールを採用。

 インテリアには、 ステアリングとエアコンフィニッシャーにスポーツマインドを刺激するパックスポール・デザイン(イエロー/ブラック)を採用し、スポーティなデザインとした。

 昨年日本に上陸した新型ルーテシアは、ルノーの新しいデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」のもとでデザインされた。ボディのディメンションは全長×全高×全幅4095×1750×1545mm、ホイールベースは2600mm。短めの全長に比較的広い全幅を与えて、長いホイールベースとしたコンパクトなモデルだ。ただし、リアオーバーハングを切り詰め、長いホイールベースを与えたおかげで室内は広く、大人4名乗車に十分に耐えうるインテリアとなっている。

 パワートレーンはグローバルなトレンドであるダウンサイジングした1.2リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジンエンジンをターボで過給する。その最高出力は120ps(88kW)/4900rpm、最大トルクは19.4kg.m(190Nm)/2000rpmとされる。小排気量エンジンながら2リッター級の最大トルクを非常に低い回転で発生させているのがポイントだ。組み合わせるトランスミッションは、6速エフィシェント・デュアルクラッチ式の2ペダル。街乗りから高速域まで痛痒を感じさせない走りを実現している。

 グローバル・モデルとしてルーテシアの安全装備に不足はない。ABSにはEBD(電子制御制動力配分装置)と緊急時ブレーキアシストが備わり、ESC(エレクトリック・スタビリティ・コントロール/横滑り防止装置)も全車に標準装備となっている。

 今回の限定車「ルーテシア・パックスポール」は、小粒で刺激のあるエクステリアの個性派ハッチバック車を狙っている人にお勧めのモデルといえそうだ。(編集担当:吉田恒)

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