遠隔操作ウィルス事件:片山被告、「犯人に告ぐ、私が真犯人です」
2014年5月20日 14:44
【5月20日、さくらフィナンシャルニュース=東京】遠隔操作ウィルス事件(平成25年合(わ)第48号等事件)で、偽計業務妨害、威力業務妨害、脅迫、不正指令電磁的記録借用などに問われ、公判で無罪を主張していた元IT関連会社社員・片山祐輔被告(32)が弁護団に対し、一連の事件について弁護団に「私が犯人です」と認めたことが明らかになった。
片山被告は4月25日、都内の日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見し、SFNは事件の概要と片山被告のコメントを記事にしている。
「状況証拠ばかりだから無罪だ」という意見と「似たような前科と証拠の痕跡らしきものが残っているので有罪ではないか」という議論は常に行われていた。
本日、片山被告は再び身柄を拘束され、東京拘置所に勾留。
22日に予定されている公判では、弁護側はこれまでの無罪主張を取り下げ、起訴内容を認める方針だが、完全に面目を失った格好だ。【了】