日産、「マーチ」に内装色「プラム」の新グレードを追加 VDCを標準装備

2014年5月20日 10:04

 19日、日産自動車はハッチバック型コンパクトカーであるマーチの仕様を一部変更し、同日より発売すると発表した。

 同車両は1982年に初代モデルを発売して以来、30年以上の販売実績を持つロングセラーの車種。現行モデルは4代目に当たり、燃費性能や運転のし易さなどに加えて2013年6月にはマイナーチェンジを行い、新たな内装色「プラム」を加えるなどして活性化を図ってきた。

 今回の一部仕様変更では、「S」をベースに内装色「プラム」を採用した新グレード「S PLUM interior(S プラムインテリア)」を追加。随所にシルバーフィニッシャーを配し、フロントドアトリムを追加して質感を高めたインテリアと、フロントバンパーロアグリルやアウトサイドドアハンドルにメッキ加工を行ったエクステリアを組み合わせた。また、後席は6:4分割の可倒式シートを採用している。

 さらに、VDC(ビークルダイナミクスコントロール。ドライバーの運転操作やクルマの速度を検知して、ブレーキやエンジン出力の制御を自動的に行い、滑りやすい路面やカーブを曲がるときや障害物を回避するときにクルマの横滑りを軽減するシステム)を標準装備とするとともに、ボディカラーは新色の「カプリブルー(パールメタリック)」と「ブリリアントホワイトパール(3コートパール)」を含む全9色を設定した。

 なお、同モデルの2WD車は「環境対応車普及促進税制」の減税措置により、「X」「X Vセレクション」「G」は自動車取得税が80%と自動車重量税が75%の減税、「S」は自動車取得税が60%と自動車重量税が50%の減税になる。

 価格は113万7,240円~170万1,000円(消費税込み)。(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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