三洋電機:衣類乾燥機48万台をリコール、制御基板のリレー部から発火のおそれ

2014年5月19日 16:51

【5月19日、さくらフィナンシャルニュース=東京】パナソニック(東1・名1:6752)グループの三洋電機は19日、1994年5月〜2011年11月までに製造した電気衣類乾燥機14機種・48万43台のリコールを発表した。当該製品にはNECや富士通ブランドで販売していたものも含まれている。

同社によると、制御基板に搭載されている部品から発煙・発火に至る事故が3件発生対象製品では脱水不足の衣類の投入時や手入れの際に、前面パネルと操作パネルのつなぎ目から浸み込んだ水分が、操作パネル内側の制御基板上のリレー部に滴下し、リレー内部に浸入する可能性があることが判明。このリレー内部に浸入した水分が原因となり、部品内部でトラッキング現象が発生し、発煙・発火するおそれがあるためリコールを実施する。対策内容としては、事故原因となるリレー部への水分の滴下を防ぐため、防水板を制御基板上部に取り付ける。

なお、現在までに当該製品や洗濯機などが焼損する事故が3件発生しているという。【了】

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