日産自:中国でのEV販売に注力、目標は20%のシェア
2014年5月19日 12:06
*12:06JST 日産自:中国でのEV販売に注力、目標は20%のシェア
日産自<7201>が中国での電気自動車(EV)の販売に注力する計画だ。中国のEV市場における同社の販売実績に加え、中国政府による補助金の支給拡大などを受け、シェアを20%に拡大するという目標が実現される可能性が高まっている。
関潤専務執行役員はこのほど、中国政府による購入補助金の支給拡大を受け、EV部門がこれから大幅に伸びると見込んでいる。また、EV車の販売増に伴い、これまで普及の足かせとなっていた充電設備の整備遅れも改善されると予測した。
日産自は2013年に中国で7547台のEVを販売し、前年比で76%急増した。また、同社が手がける「ヴェヌーシア」ブランド初のEVとなる「e30」も今年9月から中国市場に投入される見通し。日産自は現在、大連や広州、襄陽などの都市との提携を強化し、EVのブランド知名度を高めている。
楽観的な見通しでは、中国でのEVの販売台数が2017-18年までに40万台を突破する可能性があるとみられている。《ZN》