南シナ海問題でASEAN一体の姿勢を評価

2014年5月13日 09:44

 菅義偉官房長官は中国公船とベトナム船の衝突で緊張が高まる南シナ海問題でASEAN諸国が連携を密にすることを確認したことについて12日の記者会見で「一連のASEANの会合で、現在の事態に対し、深刻な懸念が表明され、ASEANが一体となって、この問題に対応していくという表明があったことを政府として高く評価したい」と述べた。

 そのうえで、菅官房長官は「境界未確定海域での中国による一方的な掘削活動により、地域に緊張感が高まっていることを深く憂慮している」と憂慮を表明。

 菅官房長官は「関係国が緊張感を高める一方的な行動を慎んで、関連国際法を順守し、冷静に対応することを期待したい」と述べるとともに政府として「今後ともASEANと意思疎通を図りながら平和と安定のために努めていきたい」とした。

 また、集団的自衛権の行使に関する問題では「公明党の理解が必須」と語った。自民党の石破茂幹事長も同様の考えを示している。(編集担当:森高龍二)

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