楽天カード、台湾でクレジットカード発行へ 海外で初

2014年5月9日 13:38

 楽天カードは9日、4月24日に台湾金融監督管理委員会から、台湾におけるクレジットカード発行会社の設立許可を取得したと発表した。同社が海外でクレジットカード発行会社の設立許可を取得できたのは今回が初めて。今秋までに台湾でのクレジットカードの発行を目指すという。

 同社によると、台湾ではクレジットカード発行会社の過当競争が進み、クレジットカード会社設立の申請手続きなど新規参入のハードルが高い状況にあると言われている。今回は、台湾での楽天グループの経済的貢献が評価され、12年ぶりに台湾金融監督管理委員会からクレジットカード会社の設立許可が供与さたという。

 楽天グループは、2008年にeコマース事業で初めての海外展開となる台湾に参入し、2009年からはトラベル事業も展開している。日本と同様に様々なサービスで共通の楽天会員IDで利用可能なロイヤルティプログラムである「楽天スーパーポイント」を提供しており、これによって楽天のサービス利用と回遊性を促進する「楽天経済圏」が形成され、台湾におけるブランド認知も向上してきているという。

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