中国側にベトナムと国際社会へ説明責任
2014年5月9日 07:38
菅義偉官房長官は南シナ海で中国艦船がベトナムの巡視船などに意図的に衝突したとする問題で「強い懸念をもっている」と懸念を表明した。
また「境界未確定の現場海域での中国による一方的な掘削活動により、地域に緊張感が高まっていることを深く憂慮している」と述べた。
菅官房長官はそのうえで「今回の事態は中国の一連の一方的、かつ、挑発的な海洋進出活動の一環であると受け止めている」と強く中国をけん制した。尖閣諸島をめぐる問題を踏まえたものとみられる
菅官房長官は「中国側はベトナム側と国際社会に対して、自らの活動の根拠などを詳細に説明するべき」と中国側に説明責任があるとの考えを示した。また「対話を通して平和的に解決されるべき」とも強調した。(編集担当:森高龍二)