日産、スペイン工場でEV2車種目の「e-NV200」を生産開始

2014年5月7日 13:32

 日産自動車は6日、スペイン・バルセロナ工場で同社にとって2車種目の電気自動車となる「e-NV200」の生産を開始したと発表した。

 同モデルは、乗用としても商用としても使用できる多機能なバン。タクシー用途にも対応する。バルセロナ工場は、同モデルを世界各地の市場に向けて生産する。6月から日本をはじめとする約20カ国に向けて輸出し、徐々に輸出先を広げていくという。

 日産自動車のアンディ パーマーCPLO(Chief Planning Officer)は、「日産として2車種目となるこのEVの生産開始は、重要なマイルストーン。EVは、多くの競合他社が1車種目の市場投入を急いでいるが、日産はその先を進んでいる」とコメントしている。

 日産は、スペインでの生産事業に総額4億3,100万ユーロ(約610億円)を投資しており、今回生産を開始する「e-NV200」には、そのうちの1億ユーロ(約140億円)を投じている。

 バルセロナ工場で5日に実施された生産開始式典には、スペイン国産業相のホセ マヌエル ソリア氏、カタルーニャ州知事のアルトゥール マス氏、バルセロナ市長のジャビエル トリアス氏をはじめとする、多くの地元関係者が参列したという。

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